オリンピック競泳の日本のメダリストたち

オリンピックの様々な競技の中でメダルの獲得数が多い競泳

今回はオリンピックの競泳でメダリストとなった日本の選手を全てご紹介したいと思います。

金メダルの獲得数では柔道、レスリング、体操に続く4番目の数で22個、

メダルの獲得数では体操、柔道に続く3番目の数で80個。

これらのメダリストを振り返ってみましょう。

オリンピックの日本の競泳

オリンピックで競泳は1896年の第1回から第31回のリオデジャネイロオリンピックまで全ての大会で行われています。

ただ、女子の競泳は第5回大会から行われるようになりました。

日本が競泳に出場したのは、男子が1924年のパリ大会(第7回)が初めてで、これまでに21大会に、

女子が1932年のロサンゼルス大会(第9回)が初めてで、これまでに18大会に出場しています。

オリンピックに出場した全ての日本人選手の記録を紹介したいところですが、

競泳に関しては凄まじい人数になってしまいますので、

オリンピック各大会でのメダル獲得の状況を紹介したいと思います。

1928年 アムステルダム大会

金メダル(1)

鶴田 義行 200m平泳ぎ

銀メダル(1)

日本4×200m自由形リレー

銅メダル(1)

高石 勝男 100m自由形

計3個のメダルを獲得。鶴田義行は日本水泳界の初のオリンピック金メダリスト。

1932年 ロサンゼルス大会

男 子

金メダル(5)

宮崎 康二 100m自由形

北村 久寿雄 1500m自由形

清川 正二 100m背泳ぎ

鶴田 義行 200m平泳ぎ

4×200m自由形リレー

銀メダル(4)

河石 達吾 100m自由形

牧野 正蔵 1500m自由形

入江 稔夫 100m背泳ぎ

小池 禮三 200m平泳ぎ

銅メダル(2)

大横田 勉 400m自由形

河津 憲太郎 200平泳ぎ

女子

銀メダル(1)

前畑 秀子 200m平泳ぎ

ロサンゼルスオリンピックでは、男子が、競泳6種目のうち5種目で金メダル!

また男子競泳の金銀銅18のメダルのうち、11のメダルを獲得!

100m背泳ぎでは金銀銅獲得で表彰台を独占!

鶴田義行は200m平泳ぎでオリンピック連覇!

1500m自由形の北村久寿雄は14歳10ヶ月で金メダリストになり、当時の世界最年少の金メダリストです(←後述)。

2度目のオリンピック出場となった女子は、出場した全員が10代(男子も10代が多かったんですが)の選手でしたが、

女子水泳界のレジェンドとなる前畑秀子が0.1秒差の2位!日本女子初のメダリストとなりました。

結局、日本は金5銀5銅2計12個のメダルを獲得し、国別のメダル獲得数で1位となった大会でした。

1936年 ベルリン大会

男 子

金メダル(3)

寺田 登 1500m自由形

葉室 鐵夫 200m平泳ぎ

4×200m自由形リレー

銀メダル(2)

遊佐 正憲 100m自由形

鵜藤 俊平 400m自由形

入江 稔夫 100m背泳ぎ

小池 禮三 200m平泳ぎ

銅メダル(5)

新井 茂雄 100m自由形

牧野 正蔵 400m自由形

鵜藤 俊平 1500m自由形

清川 正二 100m背泳ぎ

小池 禮三 200m平泳ぎ

女 子

金メダル(1)

前畑 秀子 200m平泳ぎ

ベルリンオリンピックでも日本は金4銀2銅5計11個のメダルを獲得し、国別のメダル獲得数で1位となりました。

このベルリン大会の競泳は女子のレジェンド前畑秀子、日本女子競泳史上初の金メダリストです。

種目別では、男子200m平泳ぎでは日本がオリンピック3連覇!

男子1500m自由形、男子4×200m自由形リレーはオリンピック連覇達成です。

1952年 ヘルシンキ大会

男 子

銀メダル(3)

鈴木 弘 100m自由形

橋爪 四郎 1500m自由形

4×200m自由形リレー

世界情勢の影響により、16年ぶりにオリンピックに出場した日本でしたが、銀メダル3個にとどまりました。

日本水泳界のレジェンド、世界記録を連発していた古橋廣之進も出場しましたが、体調不良などの影響により成績は振るいませんでした。

1956年 メルボルン大会

男 子

金メダル(1)

古川 勝 200m平泳ぎ

銀メダル(4)

山中 毅 400m自由形

山中 毅 1500m自由形

吉村 昌弘 200m平泳ぎ

石本 隆 200mバタフライ

男子競泳で20年ぶりの金メダル獲得、古川勝が金メダリストとなりました。

1960年 ローマ大会

男 子

銀メダル(3)

山中 毅 400m自由形

大崎 剛彦 200m平泳ぎ

4×200m自由形リレー

銅メダル(1)

4×100mメドレーリレー

女子

銅メダル(1)

田中 聡子 100m背泳ぎ

競泳女子で田中聡子が前畑秀子以来24年ぶりにメダル獲得、日本女子2人目のメダリスト。

女子背泳ぎ初のメダル獲得となりました。

1964年 東京大会

男 子

銅メダル(1)

4×200m自由形リレー

日本で開催され、種目も男女合わせて18種目に増えましたが、日本は銅メダルが1個でした。

1972年 ミュンヘン大会

男 子

金メダル(1)

田口 信教 100m平泳ぎ

銅メダル(1)

田口 信教 200m平泳ぎ

女 子

金メダル(1)

青木 まゆみ 100mバタフライ

金2銅1の計3個のメダルを獲得。

女子バラフライ青木まゆみは日本で2人目の金メダリストで、3人目のメダル獲得者です。

1988年 ソウル大会

100m背泳ぎの鈴木大地が金メダルを獲得しました。

1992年 バルセロナ大会

200m平泳ぎの岩崎恭子が金メダルを獲得!

年齢14歳6日での金メダル獲得は、競泳界の世界最年少記録です。

日本女子では3人目の金メダリストです。

2000年 シドニー大会

女子100m背泳ぎで中村真衣が銀メダルと獲得、

女子400m個人メドレーで田島寧子が銀メダルを獲得、

女子200m背泳ぎで中尾美樹が銅メダルを獲得、

女子4×100mメドレーリレーで銅メダルを獲得しました。

日本の女子が1大会で複数のメダルを獲得した初めての大会であり、

女子団体競泳が初めてメダルを獲得した大会でした。

2004年 アテネ大会

男 子

金メダル(2)

北島 康介 100m平泳ぎ

北島 康介 200m平泳ぎ

銀メダル(1)

山本 貴司 200mバタフライ

銅メダル(2)

森田 智己 100m背泳ぎ

4×100mメドレーリレー

女 子

金メダル(1)

柴田 亜衣 800m自由形

銅メダル(2)

中村 礼子 200m背泳ぎ

中西 悠子 200mバタフライ

男女合わせて金3銀1銅4計8個のメダルを獲得し、国別メダル獲得で3位に。

北島康介が100m&200m平泳ぎで金メダリストとなり、同一種目での2冠は日本初。

柴田亜衣が日本女子4人目の金メダリストとなりました。

2008年 北京大会

男 子

金メダル(2)

北島 康介 100m平泳ぎ

北島 康介 200m平泳ぎ

銅メダル(2)

松田 丈志 200mバタフライ

4×100mメドレーリレー

女 子

銅メダル(1)

中村 礼子 200m背泳ぎ

男女合わせて金2銅3計6個のメダルを獲得し、国別メダル獲得で4位に。

北島康介が100m&200m平泳ぎで金メダリストとなり、2大会連続2冠という偉業を達成(後述)。

平泳ぎで2大会連続2冠は世界初!

2012年 ロンドン大会

男 子

銀メダル(2)

入江 陵介 200m背泳ぎ

4×100mメドレーリレー

銅メダル(4)

入江 陵介 100m背泳ぎ

立石 諒 200m平泳ぎ

松田 丈志 200mバタフライ

萩野 公介 400m個人メドレー

女 子

銀メダル(1)

鈴木 聡美 200m平泳ぎ

銅メダル(4)

寺川 綾 100m背泳ぎ

鈴木 聡美 100平泳ぎ

星 奈津美 200mバタフライ

4×100mメドレーリレー

男女合わせて銀3銅8計11個のメダルを獲得し、国別メダル獲得で9位に。

2016年 リオデジャネイロ大会

男 子

金メダル(1)

萩野 公介 400m個人メドレー

銀メダル(2)

坂井 聖人 200mバタフライ

萩野 公介 200m個人メドレー

銅メダル(2)

瀬戸 大也 400m個人メドレー

4×200mリレー

女 子

金メダル(1)

金藤 理絵 200m平泳ぎ

銅メダル(1)

星 奈津美200mバタフライ

男女合わせて金2銀2銅3計7個のメダルを獲得し、国別メダル獲得数4位。

 

以上が、日本男女競泳陣が出場したオリンピックでのメダル獲得の実績です。

昭和のはじめ頃の日本競泳陣は強かったんですねぇ。

まぁメダルの数を考えれば、世界でも有数の競泳大国と言えるんでしょうね。

次で、オリンピックのメダリストの中から、レジェンド級の選手たちをチョイスして紹介したいと思います。

日本の伝説のメダリストたち

昔、日本の競泳陣はリレーでも金メダルを獲得していますけど、

リレーは4人の団体競技ですから、このメダリスト紹介からは省かせていただきますm(__)m

個人競技を中心にメダルを獲得した選手で、初!とかメダルの数!とか、

メダリストの中でも凄いメダリストをチョイスします。

鶴田 義行

日本競泳界初のオリンピック金メダリストであり、

オリンピックで日本人初の連覇を成し遂げたレジェンドスイマーの鶴田義行。

初の金メダルを獲得したのは1928年のアムステルダム大会で、

鶴田の金メダル獲得の6日前に、陸上三段跳びで織田幹雄が金メダルを獲得(←日本初)したので、

鶴田は日本史上2番目の金メダリストです。

しかも、現在でもなかなか難しいオリンピック連覇を日本人で初めて成し遂げました。

競泳ファンだけでなく、日本人はこの鶴田義行は覚えておかなければなりませんね。

鹿児島県出身、1986年没。

宮崎 康二

日本競泳界で、1大会で複数のメダルを獲得した初めての選手が宮崎康二。

1932年のロサンゼルス大会で、100m自由形、4×200mリレーの2種目で金メダルを獲得!

宮崎以降の競泳選手で1大会で複数のメダルを獲得する選手が何人かいますが、

日本初の複数メダル獲得は宮崎で、それも金メダルを2つ。

宮崎康二も日本競泳界のレジェンドです。

静岡県出身、1989年没。

北村 久寿雄

競泳界男子で世界最年少の金メダリストが北村久寿雄です。

1932年ロサンゼルス大会の1500m自由形で金メダル、

このとき北村は14歳10ヶ月、競泳界の史上最年少の金メダリストとなりました。

この最年少記録が破られるのは、1988年のソウル大会で、

ハンガリーの女子選手クリスティーナ・エゲルセギが14歳1ヶ月で金メダル獲得。

北村の記録は56年間破られなかったわけです。

ちなみに、このエゲルセギの記録を更新するのが岩崎恭子なのですが、

北村の記録を更新したのは2人とも女子の選手で、

北村は現在でも競泳男子金メダリストの最年少記録保持者です(←念入りに調べましたので合っていると思います)。

1965年に全てのスポーツ競技の中で最初の殿堂博物館活動を始めたのが、国際水泳殿堂です。

この1965年の設立のときに第1回目の殿堂入り選手に選ばれたのは世界中で21人なのですが、

日本人から唯一選ばれたのが北川久寿雄です。

連覇の鶴田、フジヤマのトビウオ古橋廣之進、1大会2金メダルの宮崎康二、日本女子初金の前畑秀子など、

日本競泳界のレジェンドが殿堂入りしていますが、けっこう後のことで、

日本人第1号の殿堂入り、それも世界中の水泳選手の第1回目の殿堂入り21人の1人に北村が選出されています。

高知県出身、1996年没。

前畑 秀子

日本女子競泳界のレジェンド中のレジェンド、前畑秀子。

1932年のロサンゼルス大会、200m平泳ぎで、1位に0.1秒届かず銀メダル。

これが日本女子競泳のオリンピック初のメダル獲得。

4年後の1936年のベルリン大会で、開催国のゲネンゲルとのデッドヒートを制し、金メダル獲得。

競泳女子選手として、

  • 初メダル獲得
  • 初金メダル獲得
  • 初2大会連続メダル獲得
  • 初複数メダル獲得

という4つの日本人初をやってのけた正に女子選手のパイオニアです。

ラジオで実況したNHKアナウンサーの「前畑ガンバレ」の連呼も併せてレジェンドとなっていますね。

和歌山県出身、1995年没。

岩崎 恭子

世界競泳界の最年少金メダル獲得記録保持者が岩崎恭子。

北村久寿雄の14歳10ヶ月をエゲルセギが14歳1ヶ月で更新、

その記録を14歳6日で更新し、その記録は2019年の現在も破られていません。

日本女子としては3人目の金メダリスト、岩崎もレジェンドスイマーです。

静岡県出身。

中村 真衣

1大会で複数のメダルを獲得した初の日本女子選手が中村真衣。

2000年シドニー大会で100m背泳ぎで銀メダル、4×100mメドレーリレーで銅メダルの2つのメダルを獲得。

日本女子競泳界の1大会初の複数メダル獲得となりました。

金メダルは獲得できませんでしたけど、

背泳ぎでは日本女子最高成績の銀メダルで、

日本女子競泳史上、初めて団体種目(リレー)でメダルを獲得したのもシドニー大会です。

ちなみに、後の2012年のロンドン大会で、平泳ぎの鈴木聡美が、

100m銅、200m銀、メドレーリレー銅の1大会3つのメダルを獲得し、

1大会で最もメダルを獲得した女子選手は鈴木聡美です。

新潟県出身。

北島 康介

そして、日本競泳界の多くの記録を塗り替えた日本史上最高の競泳メダリスト北島康介。

難しい順番で書きましょうか、

  • 平泳ぎ2種目連覇
  • 平泳ぎ2種目金メダル
  • 1大会3種目メダル獲得を2大会連続
  • 3大会連続メダル獲得
  • 1大会3種目メダル獲得

という、初だらけです。

金メダル4、銀メダル1、銅メダル2、合計7つのメダルを獲得しました。

金メダル4、合計メダル7は日本競泳界の1位の記録ですし、

日本のオリンピック選手のメダルでも4位の記録です。

 

以上、たくさんいるメダリストの中から、日本の伝説のメダリストということで、

  • 鶴田 義行
  • 宮崎 康ニ
  • 北村 久寿雄
  • 前畑 秀子
  • 岩崎 恭子
  • 中村  真衣
  • 北島 康介

を紹介しました。

今後もこれらの選手に並ぶレジェンドが出現するのを期待します。

オリンピックメダルの比較など

最初に説明していますが、日本の競技別でみたときには、

柔道、体操、レスリングなどと並び、メダル獲得数の多い日本競泳。

日本にとってはお家芸と言っても良い、メダルを期待できる競技ですね。

それでは、世界の各国と比較したときに、日本競泳はどれくらいの実績を残しているのか、

そこら辺を少し考えてみようと思います。

 

まず、これまでの金メダル、メダル数の獲得でみてみますと、

【金メダル獲得】

  1. 246 アメリカ
  2.   60 オーストラリア
  3.   55 ドイツ※
  4.   28 ハンガリー
  5.   22 日本
  6.   21 ロシア※
  7.   21 オランダ
  8.   16 イギリス
  9.   13 中国
  10.     9 スウェーデン

と、長い歴史の中で日本は5位です。日本なかなかやりますね。

アメリカの数は何でしょうか?水泳大国どころの話じゃないくらい圧倒的です。

ドイツとロシアは東西ドイツやソ連時代の実績を合わせています。

【メダル獲得】

  1. 553 アメリカ
  2. 188 オーストラリア
  3. 185 ドイツ※
  4.   96 ロシア※
  5.   80 日本
  6.   74 イギリス
  7.   73 ハンガリー
  8.   58 オランダ
  9.   48 カナダ
  10.   43 中国

メダル獲得数でもアメリカがやっぱり、

オーストラリアとドイツが続き、

ロシア、日本、イギリス、ハンガリーが同じくらいですね。

メダル数でも日本は5位、世界で5番目くらいのランクと言えるでしょう。

やはり、けっこう強いんですね、日本競泳は。

 

日本の競泳は男子がけっこうな成績を残してきて、男子と比較すると女子は今ひとつです。

時代によって各国の競泳界の力関係も違うと思いますけど、

男子はほぼ満遍なく競泳種目でメダルを獲得していますけど、バタフライだけ金メダルをとれていません。

近年はフェリプスという怪物もいましたのでしょうがないかもしれませんけど、

銀メダルを3回獲得しています。

女子は世界の壁が高いのか、背泳ぎ、個人メドレー、フリーリレー、メドレーリレーで金メダルがありません。

これらの金メダルを獲ったことのない種目で金メダルをとった選手は伝説の金メダリストの仲間入りとなるのかもしれませんね(笑)

男子のバタフライ、女子の背泳ぎにも注目したいところです。

まとめ

以上、今回はオリンピックでの日本競泳陣のメダリストたちを紹介しました。

日本競泳界には多くのメダリストがいまして、

この記事で伝説のメダリストとして紹介した選手以外にも、

清川正二、山中毅、田口信教、松田丈志、田中聡子、鈴木聡美なども伝説級のメダリストたちです。

やはり、日本の競泳は、世界の強豪なんでしょうね。

また、現役のスイマーたち萩野公介、瀬戸大也、池江璃花子など、2020年の東京オリンピックでメダルが期待されます。

今後の日本競泳陣に注目しないわけにはいかないですね。

 

今回の記事が読んでくださった皆さんのスポーツの楽しみにお役に立てればうれしく思います。

よかったらオリンピック関連記事のこちらもご参照ください。

<<オリンピックのマラソン、日本人のメダリストたちは?>>

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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